血液循環療法って、なに?
2017.11.13「血液循環療法」・・・こ難しい名称の、この療法。
今まで聞いたこともないし、いったい何?と、私も思いました。
皆さんも、きっと同じだと思いますので、その歴史をご紹介しますね。
意外に古くから、庶民のなかにあった治療法なんです。
「血液循環療法」の歴史
100年以上前の、明治43年に、小山善太郎先生によって考案された、日本の民間療法のひとつです。
手指だけで、器具をまったく使わない手技療法。
実は、皆さん、よくご存じの「指圧療法」の元祖なんです。
大正時代から、西洋医学が普及する前の戦前までは、日本中で広く行われていた治療法です。
大正11年以降は、アメリカ・ハワイ・台湾などにも血液循環療法の研究会が組織され、広がったそうです。
このあたりは「レイキ」と似ていますよね。
レイキは、元々日本のものでありながら、近代になってハワイから逆輸入された後、現在、国内でも広く知られるところとなっています。
その後、第二次世界大戦が終わると、アメリカで主流の西洋医学が普及し、日本の昔ながらの民間療法に対する厳しい取り締まりが行われ、
血液循環療法は人々から忘れ去られていきました。
日本の民間療法は、あまりにも治るので、GHQの取り締まりを受けていたのだそうです。
民間療法で治ってしまっては、西洋医学の普及の妨げになりますから。
昭和23年に、東北大学病院での肝硬変末期の患者さんへの施術がきっかけで、その効果が認められ、
東北大学医学部講堂での血液循環療法の講習会が行われたそうです。
これは、西洋医学からも、その効果が認められたということです。
このことから、再び、血液循環療法が脚光を浴びることとなりました。
西洋医学界で認められたのです。
かと言っても、「指圧」は知っているけれど、「血液循環療法」なんて聞いたこともないですよね。
名称が、ムズカシイせいなのか・・・う~ん。
最近は、健康雑誌などで取り上げられ、特集を組まれたりしていますが、
「血液循環療法」という名称ではなく、一般に受け入れられやすく「押圧」という呼び名で紹介されています。
「驚異のひざ押圧」「指一本で痛みが取れる秘技 押圧」などの題名で、数々の健康雑誌で特集を組まれています。
実は私も、血液循環療法に出会う前に、「驚異のひざ押圧」という題名に惹かれ、この健康雑誌を買っていました(苦笑)
雑誌は読んでも、「血液循環療法」の名称は、頭に残りませんでした。
記憶にあるのは「膝を押すやり方」・・・くらいなものです。
現在、自分でできる・家族にできる治療法・健康法として、血液循環療法協会会長 大杉先生は、「押圧」の普及に力を注がれています。
コツさえ分かれば、誰にでもできますから。
家庭療法として役に立つものです。
今はまだ、なかなか知られてはいませんが、「肩たたき」くらいに、家庭でのちょっとした治療法となってもらいたいものです。
アロハタッチに来てくださる方々にも、自分でできるセルフ・ケアのコツをお伝えしています。
セルフ・ケアができるようになれば、家族にもケアしてあげられます。
日々を、ちょっとだけラクに、
気分よく、暮らしていきたいものですね。