あれだけ積もった雪も、まるで夢のように消えてしまい、陽射しはもう春ですね。
まだまだ寒いけれど。
さすがにもうダウンコートを着る気分ではないですよね-。
私は血圧が低めなので、晴れた日は気分も体もラクなんです。
南国で暮らせたら、きっと、もっと毎日ラクに過ごせるんだろうなぁ・・・と、いつも思っております(笑)
さて、昨日、中高年(・・失礼!)のおばさま方5人とお話していた時のこと。
さすがに皆様100%どこかが痛いとおっしゃる。
・・そりゃあ、そうでしょ。だって、50代の私でもあちこち痛いんですから。
押せば押すほど、ひどくなる
お話している時も、膝の痛いところを、ぎゅっぎゅっと指で押していらっしゃる。
それを目の端っこで見ていて、ついつい言ってしまいました。
「強く押すと、体はなおさら硬くなりますよー。これくらい、ゆる~く押すので、ちょうどいいんですよ。」
と、ちょい押ししてみたのです。
すると、皆さま一様に、びっくり!!
そして、ゆる押ししたところが、硬かったのが柔らかくなって、軽くなって、また、びっくり!
「こんなに力を入れなくて、いいの???」
ツラいところ、こってるところ、痛いところ・・・ぎゅーっ、ぎゅーっと押していたわ・・・と言われるんですね。
解ります!わかります!!! ・・・私もカラダ不調歴40年、ムチウチ5回の人間ですから。いつもいつも、体中、ぎゅーぎゅー押しまくっておりました。
そして、結果、なおツラくなる・・・・この繰り返しの毎日でしたから。
経絡にそってツボを押す指圧、これはまた別物です。
ちゃんと経絡を理解して、ツボといわれるところを強く押すと、効果は出るはずです。
しかし、やみくもにツラい部分を強く押してしまうと、そこの部分は、押されたチカラに負けまいと、その部分はさらに硬くなるのですねー。カラダは、素直で、いとしいものです。
「北風と太陽」
自分の体で実践してみて、最近は、押す・・というより触るような感覚で、かける力はゆるければゆるいほど、どうやら効き目があるのではないか・・・と思っているのです。
物理的な「圧」だけではない何かの作用が深部まで届くように感じています。
童話の「北風と太陽」みたいですけれど。
そして、中高年のおばさま達にもお話しました。
「ゆる押しは、こつさえ掴めば、ご自分でできるんですよ。」
コツを覚えるために、2,3回アロハタッチにおいで頂いて、その後は、セルフ・ケアをしていくのがおすすめです。
毎日の生活スタイルは、なかなか変えられませんよね。その中では、症状はまたぶり返し出てくることが考えられます。施術中に良くなったとしても、翌日、1週間後、症状が元に戻ってしまうようでは、せっかくの笑顔も消えてしまいます。
いままでツラかった状態が「10」だとしたら、セルフ・ケアで「6」にできたら、まずまずOKではないですか(笑)
それを繰り返していって、ちょっとストレッチなどもしていけば、だんだんよくなっていきます。
人間のカラダは、自分で修復し、治るような力を持っているのですから。
「大丈夫!」
これから「春」です。
植物も、新しく芽が出て、再生のシーズン。
私たちも、この季節の波に乗って、カラダも、気分も、新しく、再生しましょ~!