今年の夏は、暑いですね~。
夏が長くなるのか、はたまた秋が早くやってくるのか。
とにかく、今日から8月だというのに、みなさん、すっかり夏疲れみたいです。
各お宅が、完全冷房となっているせいか・・・というか、今や、そうでないと生命が危険という時代となりましたね・・・
街を歩いていても、風鈴の音が聞こえなくなりましたねぇ。
みなさん、窓を開けていないですもんね。
涼しさを呼ぶ
軒先に吊るしてある風鈴の音を聞くと、「風」を感じます。
それが、「涼しさ」を連想させるのでしょうか。
あの「チリ~ン」という音を聞くと、涼しく感じますよね。
・・・日本人の感性なんでしょうねぇ。
麦茶を入れたガラスのグラスに氷があたるカラカランという音も、「夏」「冷えた」「涼しい」と感じますし。
風鈴は「音」で邪気を祓う、「魔除け」でもあるのだそうです。
我が家では、「鈴虫風鈴」というものを、もう10年以上使っています。
鈴虫の籠の下に風鈴がついているのではなく(笑)、音が、鈴虫の鳴き声のように、小さく、
透明感があるのです。小さな、南部風鈴です。
ただ、ここ4,5年は、「音が近所迷惑になるかもしれない」と、家人が風鈴を軒先に吊るすのをやめていました。
・・・現代の考えです(汗)
今時は「近所迷惑」はおおごとですから。
今年は、我が家でも、朝から晩まで窓を閉め切って、エアコン稼働。
う~ん。なんとも、季節感も風情もない。
部屋のなかに居ると、汗もかかないから、不健康。
ということで!
エアコンの風を利用し、部屋の中に鈴虫風鈴を吊るしました。
部屋の中を風が回る位置に吊るしているので、忘れた頃に「チリ~ン」と小さな音が響きます。
この音で、響きで、風を、自然を感じることができます。
日本人で、よかった!(笑)
部屋の中を森にしましょ
今年は、もうひとつ気づいたことがあります。
それは「香り」。
私の部屋は一軒家の2階で東向きなので、毎日仕事から帰って部屋に入ると、家具まであったかくなっているくらいの激暑状態。
空気まで、ヒリヒリ暑いのです。
ところが、今年は、帰ってきて部屋に入ると「あれ?涼しい!」と感じるんです。
空気は、もや~っと暑いのにもかかわらず・・・。なんでこんなに涼しいんだろう?と考えてみたら・・・。
それは、「香り」だったのです。
私は、アロマテラピーに携わってるので、30本ほどの精油を持っています。
精油を入れている木箱の蓋を、開けっ放しにして置いておいたのです。
なぜ、そんなことをしたのかというと、いつも行っているお店のまねをしてみたのです。
「ハーブルーム」というそのお店は、4畳半ほどの小さなお店に、
店主のマダムがひとり座っているという素敵なお店です。
「魔女の宅急便」のキキのお母さんのように、体調やらいろんな悩みごとの相談にのってくれて、
ぴったりのアロマをブレンドしてくれるのです。
そのお店に一歩入ると、まるで森のなかにいるかのように感じます。
お店の中の空間が、アロマの香り、ハーブの香りでいっぱいなんです。
呼吸が深くなるくらい。
アロマも焚いていらっしゃるのですが、それだけではなくて、
お店の中のすべてのアロマの精油の香りが相混ざって、「森」のような状態になっているのだと思います。
なぜ「森」なのかというと、アロマの精油のなかには、森の空気に含まれるα-ピネンなどを含むものがあり、
森林浴効果があるのです。
部屋に居ながらにして、森林浴ができるということなのです~。
だからこそ、暑い部屋の中も、「涼しい」と感じるのですね。
いかがですか。アロマテラピーで、室内森林浴。
この「猛暑」に、ちょっとおすすめです。
ただ、信頼できるブランドの精油を使わないと、この効果はありません。
小物屋さんなどで売っているアロマではなく、成分分析表がついた精油を、専門店で買ってくださいね。
私は、「プラナロム」の精油を使っています。
私個人のおすすめは、2,3種類の精油をブレンドして焚くことです。
基本の森林浴効果がある精油に、その日の気分で香りをプラスすると、暑い夏も楽しく過ごせるかと思います~。
バスタイムにも使えますし、夏のアロマテラピー、おススメです。